疾患別(アトピー性皮膚炎)

アトピー性皮膚炎

・病気の概要:

 アレルギー反応を機序とした、ダニやハウスダストを原因とするアレルギー性炎症によるものと、先天的な皮膚バリア機能の破綻による皮膚過敏性を病態とするものが合わさって生じます。「かゆみを伴う慢性的な湿疹」を主な症状としますが、成人型アトピー性皮膚炎では、冷えやほてり、過食や食欲不振、精神的イライラなど多彩な全身症状が認められ、こうした症状の緩和もかゆみの緩和に重要と考えられます。

・期待できる鍼灸治療効果

 アトピー性皮膚炎を対象とした鍼灸治療では、週に1回×10回の鍼灸治療でかゆみが有意に治まることが観察されています。さらに20回以上の鍼灸治療を継続することにより、血中の好酸球数やIgE抗体値が低下することが観察され、鍼灸治療は、かゆみを抑えるだけでなく、アレルギー疾患としての改善も図れることが明らかになっています。また、鍼灸治療は皮膚の炎症を抑制し、皮膚におけるターンオーバーを正常化して、バリア機構の整った肌を作る作用も明らかになっています。

・セルフケア

 日頃から皮膚を清潔に保ち、保湿します。アレルゲンが明らかな場合には、接触を避けるように、環境の整備を心がけます。紫外線の影響を受けることも多いので、外出時には皮膚を覆うようにします。かゆみが強い時に、爪を立てて掻くことが無いように心がけます。擦ったり、冷たいタオルをあてたりして、皮膚が傷つかないようにケアします。かゆみが強いとき、すなわち炎症が強い時には、サルチル酸化合物を含むりんご、いちご、きゅうり、過酸化脂質を産生するフライや炒め物の摂取は避けます。いわしやさんまなど青魚に含まれるEPAやDHAは皮膚バリアを強化し、ゴマや豆腐に含まれる鉄分やカルシウムは皮膚の代謝を活発にすると考えられ、日常の食事に取り入れます。

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本疾患で治療を希望の方は下記の附属鍼灸治療施設までご相談ください。(名称をクリックすると各HPが見ることができます)

附属鍼灸センター:京都府南丹市日吉町保野田ヒノ谷6-1 電話0771-72-1210

京都駅前鍼灸院:京都市下京区塩小路通烏丸西入ル東塩小路町579-1 山崎メディカルビルBF1 電話075-371-1189

京都桂川鍼灸院(ミュトス361):京都市南区久世高田町376-1 イオンモール京都桂川1F me di mo内 電話075-925-0361

附属洛西鍼灸マッサージ治療所:京都市西京区大原野東境谷2-4 ホテル京都エミナース6F 電話 075-333-5620

 

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