疾患別(線維筋痛症)

線維筋痛症

・病気の概要:

 線維筋痛症(fibromyalgia)は全身性の痛みに加え、こわばり、疲労感などを主訴とする疾患です。また、痛み以外にも、睡眠障害や過敏性腸炎、しびれ感、頭痛などの自律神経症状をはじめ、様々な随伴症状が見られるのも特徴です。なお、線維筋痛症は全身の各部位に18カ所の特定の部位に圧痛がある以外に検査所見に異常がないことから、原因不明の痛みとして取り扱われることが多いようです。なお、線維筋痛症は、変形性の疾患や膠原病、さらには慢性疲労症候群や更年期障害、うつなど精神疾患などと疾患と間違って診断されていることが多いようです。

・期待できる鍼灸治療効果

 鍼灸治療は、線維筋痛症の症状に対して効果的な治療法と考えられており、ガイドラインでは推奨度はBです。痛みの程度や罹病年数により異なりますが、週1~2回の頻度で6~12回程度の鍼灸治療で、痛みだけでなく倦怠感・不眠・便通異などが改善することが報告されています。しかし、うつ傾向が認められたり、愁訴が多い場合は治療効果が見られにくい傾向にあることから、鍼灸治療に加えて認知行動療法やセルフケアなどを加えながら治療を行います。

・セルフケア

 痛みの治療では、痛みへの理解、運動、考え方の3つが重要です。痛みへの理解とは、自分の痛みがどのような時に増強し、どのような時に軽減するのかを知ることです。そのためには、痛み日記を活用して、痛みの強さと生活習慣やイベント、思考パターンとの関係を理解します。

 

運動は有酸素運動を30分程度進めるものが多いですが、安静が1番良くないことから、簡単なストレッチやラジオ体操など、身体を動かすことが大切とされています。

考え方に関しては、痛みが強いときは視野が狭くなっていることが多いことから、物事に対して複数の選択肢を持つことが大切です。また、悩みを溜め込まない工夫も必要です。

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本疾患で治療を希望の方は下記の附属鍼灸治療施設までご相談ください。(名称をクリックすると各HPが見ることができます)

附属鍼灸センター:京都府南丹市日吉町保野田ヒノ谷6-1 電話0771-72-1210

京都桂川鍼灸院(ミュトス361):京都市南区久世高田町376-1

イオンモール京都桂川1F me di mo内 電話075-925-0361

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