疾患別(肩関節周囲炎:五十肩)

肩関節周囲炎(五十肩)

・病気の概要:

 肩関節周囲炎とは、肩関節構成体の退行変性(年齢とともに生じる変化)を基盤として発生した疼痛によって肩関節の可動域制限が生じた状態を言います。肩関節は大きな可動性を有する反面、非常に不安定な関節で、靭帯や関節包、腱などの軟部組織が安定化させているため、これらの組織は損傷されやすく、肩関節周囲炎は損傷部に炎症が生じたものと考えられています。また、構成要素の1つである腱板は構造上、特に損傷されることが多く、炎症(腱板炎)や断裂(腱板断裂)が起こることもあります。40~80歳代の幅広い層で見られますが、50歳代に多いことから、俗名として“五十肩”と言われます。発症してから間もなくは、夜間を含めた安静時にも鋭い痛みがあるのが特徴で、その後、運動時(肩を動かした時)の鈍痛が持続し、治癒までに長期間を要します。特に、結髪(髪を結ぶなど)、結帯(ブラジャーのホックを留めるなど)動作などに支障をきたすのが特徴です。

・期待できる鍼灸治療効果

 損傷された組織の血流改善と痛みの抑制系の賦活化(強く働かせること)を目的とした鍼治療によって症状の緩解が得られます。さらに、これらの効果と併せて、痛みのために過緊張状態に陥った肩関節の可動に関わる筋を弛緩させる(緩ませる)作用によって、肩関節の運動がしやすい状態を作り、可動域訓練がスムーズに行えるように導きます。また、肩関節周囲炎と思われる症状の中には、腱板損傷(腱板の不全・完全断裂)が起こっているケースもありますので、その場合には、腱板の修復を目的とした治療を行います。

・セルフケア

 

肩関節の可動域訓練※症状、状態によって適した運動方法が異なりますので、受診時にお尋ね下さい。

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本疾患で治療を希望の方は下記の附属鍼灸治療施設までご相談ください。(名称をクリックすると各HPが見ることができます)

附属鍼灸センター:京都府南丹市日吉町保野田ヒノ谷6-1 電話0771-72-1210

京都駅前鍼灸院:京都市下京区塩小路通烏丸西入ル東塩小路町579-1 山崎メディカルビルBF1 電話075-371-1189

京都桂川鍼灸院(ミュトス361):京都市南区久世高田町376-1 イオンモール京都桂川1F me di mo内 電話075-925-0361

附属洛西鍼灸マッサージ治療所:京都市西京区大原野東境谷2-4 ホテル京都エミナース6F 電話 075-333-5620

 

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