疾患別(脊髄症)

脊髄症

・病気の概要:

 脊柱(背骨)には脊柱管という神経組織が通るトンネルが存在し、とりわけ、頚椎から胸椎の高さには脊髄という中枢神経が通っています。脊柱管の変性によって、脊髄が圧迫され、症状をきたした状態を脊髄症と言います。脊柱管の変性はスポーツや事故などによる外傷の他、多くは退行変性(年齢とともに生じる変化)に起因します。また、日本人は先天的(生まれつき)に脊柱管が狭く、脊髄症を発症しやすいと言われています。脊柱管は頚椎後屈位(上を向く姿勢)でさらに狭くなるため、このような頚椎の動きによって脊髄がさらに圧迫されると症状が増悪します。 脊髄は脊柱管から出て脊髄神経という末梢神経となって手足や各臓器を支配しており、脊髄(根幹)が圧迫されると広範囲に亘って障害が起こります。手指のしびれのためにお箸が上手く使えない、ボタンの掛け外しがスムーズにできないなど、細かな作業に支障をきたすのが特徴です。また、足のひきずりやもつれ、排尿・排便障害(おしっこや便が出ない、もれる)が起こることもあります。

・期待できる鍼灸治療効果

 脊髄症は手術に至るケースも少なくないため、症状の程度(重症度)にもよりますが、まずは西洋医学的な診断を受けてもらうことが多いのが現状です。ただし、手術を必要としない場合(軽症)、あるいは手術後も症状が残存する場合に、しびれや運動障害に対して、支配神経を考慮した鍼灸治療の継続により症状が改善されることがあります。この病気は手術の適応を見過ごすことがないよう、西洋医学的な診察を受けた上で鍼灸治療を進める必要があるため、状況によっては専門医へご紹介します。

・セルフケア

 

① 頚椎の後屈(上を向く姿勢)は避ける

 

② 転倒を予防する(杖やシルバーカーの使用)

 

③ 頚椎カラー(装具)を装着する

 

※症状によって異なりますので、受診時にお尋ね下さい。

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本疾患で治療を希望の方は下記の附属鍼灸治療施設までご相談ください。(名称をクリックすると各HPが見ることができます)

附属鍼灸センター:京都府南丹市日吉町保野田ヒノ谷6-1 電話0771-72-1210

京都駅前鍼灸院:京都市下京区塩小路通烏丸西入ル東塩小路町579-1 山崎メディカルビルBF1 電話075-371-1189

 

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