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第57回(社)全日本鍼灸学会学術大会
事務局長 和辻 直
- 【学会の印象】
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第57回(社)全日本鍼灸学会学術大会(京都大会)を、2008年5月30日(金)12時~6月1日(日)15時の期間、国立京都国際会館で開催しました。当初の参加者の目標として、先ずは赤字にならない2500名以上、可能であれば3000名、最終目標は大会記録を超える3300名以上でした。
本大会は特に開催地が京都で、大会会長が矢野先生と実行委員長が篠原先生であり、明治国際医療大学鍼灸学部の教員全員が運営委員でありました。また京都地方会役員の御援助を受けながら運営を行いました。さらに明治国際医療大学が学名を変更しての初めての全日本鍼灸学会学術大会でもあり、大学からの御支援も多く頂きました。
嬉しいことに、最終参加者数は3,310名(学生スタッフ91名を入れると3,401名)となり、本学会では最も多い参加者数となりました。参加者数の特徴は、会員(1,279名)や一般会員(411名)の参加が過去最大となったことです。
また本大会は、発表演題数は324題となり、過去最大演題数となりました。これには多くの会員が発表して頂いた御陰であると、本当に感謝しております。
特に本大会では、矢野大会長の起案によって、体表医学としての鍼灸医学の再創造・再評価をはかるために「交流する身体の不思議を科学する - 体表から創造される新しい医学 -」をテーマとして開催しました。そのテーマに応じた特別講演2題、教育講演2題、シンポジウム3題、大会長講演などを企画しました。学会に参加された有名な臨床家の先生は「体表を意識し、これほど大会テーマに沿った学会は素晴らしい、また全日本鍼灸学会が「経絡」を話題するのは珍しい」と批評されたのが印象的でした。いずれの会場も熱気に包まれ、活発な議論がなされました。その結果、本大会は鍼灸医学が体表医学としての新たな認識を持ち、再評価をするきっかけとなりました。そのような意味で個人的には、大きな意義をもつ大会となったと思っております。参加された皆さんはどうだったのでしょうか?
- 【エピソード】
- ①京都で開催する場所と開催日が決まらない!
京都大会の開催する1年3ヶ月前まで、京都のどこで開催するか?悩んでいたなって知っていましたか? 7月に洞爺湖サミットが開催されますが、サミットが京都か、大阪かで揺れ動いて、京都国際会館に決定するまでは時間がかかりました。特に開催日は日程が決まらず、案内チラシが完成したのは岡山大会の開催の1週間前。
- ②リーフレットを作成して、わかりやすい学会と多くの方に参加してもらおう!
京都大会の開催を広く知ってもらうために、大会の案内パンフレットを作成することに決まりました。その背景には京都国際会館を会場するなら、多くの参加者が来ないと決算が赤字となるかも知れないという焦りがありました。
- ③環境にやさしい学会運営をめざす
学会に参加すると抄録を入れるコングレスバックがよくついきます。コングレスバックがあると、多くの資料や観光案内のパンフレットを入れることになります。京都国際会館はご存じのように京都議定書が採択されたところで、京都では観光案内のパンフレットは1団体に限れた部数しか頂けません。そこで思い切ってコングレスバックを廃止しました。観光案内のパンフレットは会場入口で自由に取って頂くことにしたところ、用意していた半分が残りました。また主に学生に配布したミニプログラムも、紙面を少なく薄くすることで環境保全の一躍を担ってもらいました。
- ④大会開催1週間前に大型プリンター故障!
学内にある大型プリンター故障が大会開催1週間前して故障、一時は京都市内まで印刷しに行くことも考えたほど深刻な事態が発生。会場の案内看板は100枚以上あり、多くの発表者がポスターを印刷していない状況で、片山先生の迅速な対応と運が味方して修理ができ、なんとか印刷が間に合いました。
- ⑤懇親会は雨であれば館内、晴れであれば京都風庭園、どっち!
京都大会の懇親会は、Talk & Talk! JSAM 2008 in Kyotoというのが正式名称。楽しくコミュニケーションをもち、気楽に参加できるよう企画しました。心配だったのが参加者数よりも天候でした。当日は幸いなことに式辞は水上の庭園で開催でき、しばらくとするとにわか雨が降り、一時的に室内に移動しました。再び日が差し込み、美しい虹を演出してくれました。
- ⑥京都大会オリジナルの丹波ワイン
京都大会オリジナルのラベルが貼った丹波ワインを作成しました。その理由は、日本で初めて医学書(『医心方』)を編纂した丹波康頼(針博士)が居住していた地域にちなんで、その地域特産のワインを記念品にしました。
最後に、お陰様で大会運営に大きなトラブルも発生しなく、順調に運営できたことは多くの参加者のご協力とご理解であったと思っております。また、会員や本学の同窓生の皆様には準備段階の時から大会運営への激励やご協力を頂き、誠にありがとうございました。
明治国際医療大学鍼灸学部同窓会
たには会 東近畿支部会報2008より一部改変