[ポリモーダル受容器(Polymodal receptor)とは]

たには会20周年記念学術大会出展ポスター
2000.10.22.(日)

鍼灸におけるポリモーダル受容器仮説の現在

ポリモーダル受容器は侵害受容器のひとつとされていますが、非侵害レベルから侵害レベルまで広範囲の刺激に応じ熱・化学・機械刺激のいずれの刺激にも反応します

形態学的には自由神経終末と呼ばれる特殊に分化した構造を持たない受容器で、全身の皮膚、筋、筋膜、内臓など広範な組織に存在してます

繰り返しの刺激による反応の再現性が悪い、炎症時に産生される生理活性物質によって反応の増大・感作が起こる

受容器でありながら軸索反射による逆行性興奮など自らの興奮でその末端から神経伝達物質を放出し、フレアーや血漿漏出といった神経性炎症を引き起こす効果器としての働きがある

など、これらの性質から未分化な感覚受容器であるといわれています

ポリモーダル受容器は皮膚では主にC線維、内臓や筋などの深部組織ではAδとC線維によって情報が中枢へ伝えられ、生体のネガティブフィードバック機構を賦活させ鎮痛をもたらし、その他自律神経系、内分泌系、免疫系にも強い修飾効果があるとされています

これらポリモーダル受容器の特徴は、なぞの多い鍼灸刺激やツボの特徴と一致する点が多くあげられます



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