ユニット


Last updated by Masahiro Umeda on Aug 19, 2010

筋収縮動画

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ヒトの脳機能画像(fMRI)
ラットの神経賦活画像(DAIM MRI)
骨格筋収縮のDWI

医療情報学ユニットは、教育面では情報化時代に対応できる情報学教育(情報科学、医療情報学)を担当しています((moodle(注1)を利用したe-learningアプリケーションの利用))。大学の多くの講義では自分で調べ、レポートをまとめると言った読み書きの技術が基礎になっています。従来、教科書-辞典-参考書-ノートと言ったものに加えインターネットでの検索とコンピュータによる書類などの作成する力を持つ必要があります。現代の医療関連で仕事をする方に必ず必要な能力であるコンピュータ関連の基礎的な知識と技術を1学年に情報科学で勉強します。情報科学はコンピュータ学習(e-learning)となっていて各自の学習進度や授業の空き時間などを有効に利用して学習できるシステムを導入しています。さらに、今日の医療は情報と密接に関連しています。「患者情報・状態の取得」「医学情報・知識の収集」「根拠に基づく適切な判断」「分かりやすく的確な説明と医療行為の合意」など、臨床における多くの場面が、情報と直結しています。医療関係に導入が進む電子カルテをはじめとする新しい技術の進歩にも柔軟な対応が可能なように、応用可能で実践的なスキルを含めた、体系的な知識の習得と理解を目指しています。医学に関する知識・学問は、日々、急速な進歩を遂げています。それゆえに、現在学んだ知識は、数年後には古くて使い物にならない可能性があります。将来に渡って、自らの知識を常に更新し、患者により良い医療を提供するために必要な技能を、医療情報学では学習します。
注1. moodleはe-learning授業とその講義の管理を行う(コースマネージメント)のためのwebベースのアプリケーションです。学習資料の提供や、学生から先生へのファイルの提出、学生間、学生と教員の間の議論などをweb上で行うことができます。moodleはオープンソース(フリーソフト)で、現在では世界の教育現場で広く利用されています。(日本ムードル協会などで日本語化、その他ソフトウエアのアップデートが勧められている)

研究面では、磁気共鳴医学および画像情報学の手法を中心に、神経生理学および脳神経科学の分野で、ヒトおよび実験動物を対象に研究を行っています。主にMRセンターの装置を利用して研究しています。近年の医療画像技術の発展は、疾病の早期発見など臨床面に多大なる貢献をするとともに、脳機能や神経生理学の研究にも革命的な変化をもたらしました。医療情報学ユニットでは、国内有数の設備を誇る磁気共鳴画像装置を使用して、1)鍼灸刺激をはじめとする体性感覚刺激に伴う脳機能の解析、2)筋の運動に伴う代謝の解析や収縮や変形に伴う筋の生理学的な変化を捉える研究、3)脳神経疾患の病態評価および治療効果の評価、および4)神経生理学および脳神経科学に有用な新技術の開発など、ヒトおよび動物モデルを対象に研究を進めています。

上図左は、視覚刺激を行ったときのヒトの脳機能画像; fMRI。神経活動に伴って生じる血液の酸素代謝の変化と血流の変化を反映しています。上図中央は手指の通電刺激を行ったときのラットの神経賦活画像; DAIM MRI。神経活動に伴って生じるカルシウムの動きに合わせて、神経の内部に蓄積した造影剤の変化を捉えています。上図右は骨格筋を電気刺激したときの収縮の10ミリ秒ごとの画像で、収縮領域が時間とともに変化しているのがわかります。