Department of Anatomy, Meiji University of Integrative Medicine

ユニット


Last updated by Tomokazu Murase on Feb 12, 2010

図1.施灸後の神経再生課程
ラット足底の肉球に鍼灸直後、皮膚は熱変性し、神経分布は消失するが、一過性の過剰な神経再生が起こる。
図2.メルケル終末の構造
表皮基底層において、メルケル細胞と感覚神経の軸索により構成される複雑なメルケル終末の構造を解明した。

[メンバー] 松浦 忠夫、熊本 賢三、鳴瀬 善久、榎原 智美

[教育]

皮膚は鍼灸治療の診断の治療の場となり、感覚神経が多様な形態を呈する神経終末を形成し、触・圧・温度・痛み・痒みなどの感覚を識別的に受容しています。

本研究室では、皮膚における神経線維・終末や受容体の分布を三次元的観点から形態解析し、皮膚感覚受容機構の解明に努めています。研究手法は、免疫組織科学や神経科学的手法(トレーサー注入や神経切断など)を用い、光学顕微鏡、共焦点レーザー顕微鏡および電子顕微鏡を組み合わせて、正常動物、病態モデル動物あるいは鍼灸施術動物の組織を、神経要素に注目して解析しています。

[特別研究テーマ]

■ 博士前期課程(修士課程)

(1) 鍼灸刺激による皮膚組織の形態学的変化

(2) 皮膚の感覚受容器の形態学的解析

(3) 末梢神経損傷による疼痛の発生機序解明と鍼灸の効果

(4) 関節痛の発生メカニズムと鍼灸の効果

(5) 筋肉痛の発生機序と鍼灸の効果

(6) 鍼灸刺激局所変化の形態学的解析

(7) 骨格筋に対する鍼灸刺激の影響−組織化学的解析−

■ 博士後期課程

(1) 鍼灸刺激による皮膚組織の形態学的変化

(2) 皮膚の感覚受容器の形態学的解析

(3) 筋疲労の発生機序と鍼灸の効果

(4) 四肢・体幹の運動の中枢への影響と鍼灸の効果

(5) 鍼灸刺激による局所変化の組織化学的解析

(6) 骨格筋に対する鍼灸刺激の影響の形態学的研究

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