明治国際医療大学附属病院
総合リハビリテーションセンターのコンセプト
リハビリテーション医学とは、「全人間的復権」を実現するための医学であり、医学に「生活」と「人生」の視点を導入して、「病前の復帰」を目標にするのではなく「新しい人生」を構築することとされています。
つまり、事故や疾病によって生じた障害を機能訓練や物理療法を行うことによって元通りの身体に回復し、元通りの生活をおくれるようにするだけでなく
、不可逆的病理過程により 生じた永続的な病気である慢性疾患、つまり治らない病気や加齢により生じた身体障害に対しても、長期的に身体機能を評価 し、能力低下を可能な限り最小限にとどめる手段を講じるとともに、能力低下に応じた生活様式を提案することもリハビリテーションなのです。
明治国際医療大学附属病院総合リハビリテーションセンターは「科学的根拠に基づいた治療による新たな価値観、新たな人生を構築する場所」として、地域に根ざしたリハビリテーションの活動拠点です
リハビリテーション医学は「全人間的復権」を実現するための医学であり、疾病の治療だけでなく、疾病により生じた機能障害に対する治療的アプローチ、能力低下に対する代償的アプローチ、社会的不利に対する環境整備・改革的アプローチを行います。
これは「病」を診る前に「人」を診、「人」を診る前に「環境」を診て治療を行う、整体観に基づく伝統的東洋医学に相通じるものです。当施設はこのことを十分理解した上で、東洋医学と西洋医学の融合を図ることのできる画期的な施設です。