充実した検査測定機器
ひとくちに身体機能の評価と言っても、寝たままで関節を曲げたり伸ばしたりして動く角度を測定するものから、片足で立てる時間を測定するものまで様々です。しかし当施設では実際に歩いたり走ったりする動きの評価が可能です。これは三次元動作解析装置といわれるもので、複数のカメラで身体の動きを捉えコンピューターにより三次元映像を作りだすことで、様々な条件下での関節角度を測定することを可能にしています。さらに床反力計、表面筋電図、筋硬度計などを同期させることで、より高度な計測や運動分析を可能にします。それにより動作に潜む様々な運動能力の異常を見つけ出すことができます。
“歩く”ことは、人が生活していくうえで非常に重要です。そのため、少しぐらいの身体機能の低下があっても“歩く”ことはできます。しかしその“歩く”歩き方が安全のものかどうかは分かりません。すなわち“歩く”には必ず“転ぶ”可能性が対になっているからです。三十歳代から四十歳代、四十歳代から五十歳代に移行した時、歩く速さが遅くなったり、つまづいたり、軽いふらつきを感じる方は多いはずです。それは下肢の機能の低下を疑わせるものです。当施設の充実した検査測定機器は、身体機能の低下を的確に分析し、「転倒予防」を含めた歩行の改善を目的とする効果的な運動プログラムを可能にします。