明治国際医療大学 / 2015年大学案内
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4年間で得た知識や診療技術を、より体系的かつ専門的に深めていくのが本学の修士課程。「臨床鍼灸学専攻(臨床コース)」と「鍼灸学専攻(研究コース)」の2コースを有し、前者は、高度な専門知識・臨床能力を持ち、地域や医療現場における指導的人材となれる「専門鍼灸師」を養成することを目的としています。後者は研究者養成を目的とし、《伝統鍼灸学》《鍼灸基礎医学》《鍼灸臨床医学》《ヘルスサイエンス鍼灸学》の4領域から各自が設定したテーマの研究支援を行います(通信教育課程も併設しています)。博士後期課程では、より高度な研究を重ねることで、鍼灸学の進歩と発展に寄与する自立した研究者を養成します。日本の鍼灸学研究をリードする本大学院が誇るのは、充実の臨床・研究施設。「附属病院」や「附属鍼灸センター」など『東西両医学の融合』や、補完医療を含めた『統合医学』を実践する臨床施設をはじめ、EBM(科学的根拠のある医療)に欠かせない研究機材を備えた「附属メディカルMRセンター」などの附属施設が、学生の研究活動をサポートしています。また、医師や基礎医学者など現代医療の第一線で活躍する教授陣と、鍼灸・東洋医学の世界的権威である教授陣。この東西両医学の研究者による密接な協力体制は、明治ならではの強みです。それゆえ、本学で幅広い視野を身につけた卒業生は、多彩な分野で活躍を続けています。補完・代替医療、統合医療に関する多元的研究特 長3教育・研究機関医療・研究機関鍼灸師養成機関(大学・専門学校教員)研究施設病院・医院本学OBは、日本全国の大学・専門学校の教員として活躍しています。博士後期課程博士(鍼灸学)の学位修士課程出身者の進路博士課程進学7名(14%)2010~2012年実績開業 4名 (8%)その他 3名 (6%)教育機関(教員・研究職)20名(40%)病院・医院3名(6%)施術所勤務13名(26%)博士研究員3名(37%)施術所勤務1名(13%)教員4名(50%)博士後期課程出身者の進路本大学院の進路本大学院は、平成3年に修士課程を、平成6年に博士後期課程を設置し、今日までに鍼灸学修士241名(内13名通信)、鍼灸学博士80名(甲62名、乙18名)を輩出しています。これらの有為な人材は、教育および臨床・研究分野において、次代を牽引する優れた指導的人材として全国各地で活躍しています。大学院 研究コース 博士後期課程2年生京都府 西城陽高等学校出身城田 健吾現在の研究テーマは「鍼治療によるアスリートの動体視力の変化」。中学・高校と軟式テニスに熱中してきた私は、スポーツ選手にとってのコンディショニングづくりがいかに難しいかを痛感し、研究者として「スポーツ医学」の発展に貢献する道を選びました。今は博士後期課程に進み、さらに研究を深め、スポーツ現場での運用を目指しています。明治の素晴らしい点は、研究活動のみならず、隣接する附属鍼灸センターで、スポーツ外来の患者さんの治療に携われること。臨床での日々の経験が研究にフィードバックできることも多く、この恵まれた環境に感謝しています。スポーツ医学の発展を目指し日々研究に邁進していますMeiji University of Integrative Medicine ■ 18
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