京都在宅リハビリテーション研究会(本学リハビリテーション科学ユニット松本和久准教授が世話人代表を務める)の第10回研究集会が平成28年3月21日に開催されました。
発足以来、本学医学教育研究センターリハビリテーションユニット、附属病院総合リハビリテーションセンターが世話人・事務局を務め、今回で10回目という節目を迎えました。
今回は、社会的に大きな話題となっている地域包括ケアを取り上げ、本学リハビリテーションユニットの平澤泰介教授に「地域包括ケアとリハビリテーション-京都プロジェクトの推進を中心に-」と題した基調講演を頂きました。
また、「京都における地域包括ケアを考える」というテーマの下、「10周年記念シンポジウム」を行いました。全国各地で地域包括ケアの分野でご活躍の4名の先生方(中丹東地域リハビリテーション支援センター:小幡彰一先生、大分県理学療法士協会会長:河野礼治先生、全国在宅リハビリテーションを考える会理事長:安倍浩之先生、日本理学療法士協会理事:中川法一先生)をお招きし、それぞれのお立場でご講演頂きました。その後フロアからの質疑に対して、各々の先生方から貴重なご発言を頂き、地域包括ケアの現場に身を置かれている多くの関連職種の方々との熱い議論が行われました。
一般演題発表では、症例報告、研究報告など5演題の発表があり活発に意見交換が行われました。
10周年の節目に相応しい大変有意義な研究集会となりました。