「明治鍼灸大学」から「明治国際医療大学」へ

明治国際医療大学モニュメント我が国の医療を取り巻く環境は、急速な高齢化の進展、医療技術の進歩、国民の健康に対する関心の高まり等によって大きく変貌し、個人の状態やニーズに合わせた患者様中心の医療提供や、安全・安心でより質の高い効率的な医療サービスが求められているところです。
そうした中、予防医学や伝統医学に対する再評価が行われるようになり、近年、鍼灸医学は統合医療の中核として注目され、世界的にも関心が高まってきている状況にあります。
特に本学は、鍼灸医学に関する大学院としての実績と我が国唯一の博士後期課程を設置していることから、欧米やアジア諸国の教育研究機関等から鍼灸医学を中心とする教育研究に対する連携協力の依頼もあり、このような状況を鑑み、これからは世界に視野を広げた事業展開を図り、グローバルな視点での貢献を果たしてまいりたいと願っております。
また、運動器疾患のスペシャリストとして、スポーツ現場での応急手当、高齢者特有の運動器疾患のサポート等の幅広いニーズに応え得る柔道整復師の育成をめざす本学保健医療学部では、今春、我が国で初めて待望の学士(柔道整復学)が誕生いたしました。医療の高等教育化に進む現下の社会において、柔道整復高等教育機関の先駆けとして全国に優れた人材を輩出していくため、今後とも邁進してまいりたいと存じます。
そして、看護学部では、看護学の中に東洋医学の理論・知識を取り入れた独自の理念に基づく教育を実践し、より幅広くしかも奥行きのある高度な看護実践能力を有する看護職者を育成することで、多様化する国民のニーズにお応えしていけるよう大学教育の充実に傾注していく所存でございます。

平成20年、東洋医学分野における高等教育機関の先駆けである明治鍼灸短大の誕生から30年の節目にあたる記念すべき年に、本学は「明治国際医療大学」として新たなスタートをきりました。本学の特色・個性である「東洋医学」を活かした医療系大学として、我が国における卓越した教育研究拠点となるべく更に邁進していくとともに、その研究成果を広く国際的にも発信し、一層の貢献と躍進をめざしてまいりたいと存じます。