東日本大震災に伴うボランティア活動について

東日本大震災に伴うボランティア活動について

2011年4月27日
明治国際医療大学教学課

学生の皆さんへ

東日本大震災に伴うボランティア活動について

地震発生から1ヶ月以上経ちましたが、この間も被災地の状況は日々変化しています。

ボランティア活動を行うには、正確な情報を収集し、現地のニーズをふまえて、自分ができることを、自分ができる時に、無理のない範囲で行うことが大切です。また後方支援や工夫を凝らしたボランティア活動も考えてみる必要があります。

現段階における大学としての取組みと学生の皆さんがボランティア活動をするにあたっての注意事項をお知らせします。

【明治国際医療大学の取組み】

<義援金の募集> 現在、教学課として確認している学生による学内での募金活動は、卒業式、入学式における学生有志の取り組みです。義援金は京都新聞社会福祉事業団に届けられます。この取り組みをふまえ、義援金募集を大学としても続けていく予定です。学生の皆さんの参加と協力をお願いします。

<情報収集> 被災地支援ボランティアに関する確実で信頼できる情報の収集に努力しています。準備が出来次第、学生の皆さんに提供していきます。

<ボランティア講座> 教学課では、被災者支援に関するボランティア講座の開催に向け準備を進めています。開催が決まり次第、ホームページでお知らせします。

【被災地におけるボランティア活動にあたっての注意事項】

学生の皆さんの中には被災地のボランティア活動に自ら参加したいと望んでおられる方もいることでしょう。その場合、以下の注意事項を十分にふまえて行動してください。

1.事前に学生支援課に申し出て必要な手続きをするとともに、以下の災害ボランティアセンターのホームページ等を活用し、ボランティア活動への参加方法や注意点について十分確認してください。なお、現地に至る交通費や装備費用等は自己負担です。また食料や水、寝袋等の持参が必要な場合もあります。

2.ボランティア活動に参加する場合は、必ず「ボランティア保険(天災タイプ)」に加入するようにしてください。活動中の事故によるケガや損害賠償責任の保障、活動場所と自宅との往復途上の事故も補償の対象となります。ボランティア自身の食中毒や感染症も補償されます。

3.ボランティア活動の期間については、実習や試験等の関係で、各学部の決める期間または夏休み中を原則とします。具体的な期間等については教学課にお尋ねください。

4.ボランティア活動期間中の学修評価については、学部・研究科によって取り扱いが異なる場合がありますので、事前に教学部教務係窓口に確認してください。

5.鍼灸師免許、柔道整復師免許を取得済みの学生によるボランティア活動においても、現地の医師や鍼灸師、柔道整復師の監督下以外の治療活動は禁止します。

6.看護師免許を取得済みの学生によるボランティア活動においても、現地の医療機関や各種団体の指導のもとで行動してください。

7.参加する学生さんが自分自身の行動と安全に責任を持って活動してください。複数での行動を推奨します。

<自己責任> ボランティア活動では、自分の安全は自分で守ることが前提です。往復の交通費、宿泊・食事等は自ら確保しなければなりません。相応の準備も必要です。事故や健康を損なうことがあれば、被災地・被災者に迷惑を掛けることになります。自分の力量と状態をよく考え、できることを無理なく行いましょう。

もちろん、学生の本分をふまえ、ボランティア活動を始める前に家族の了解を得ておくこと、活動内容、場所、期間などを伝えておくことも重要です。