iPhoneのWordで文書を作成する
1.新規文章の作成
Microsoft WordはiOSの中でも充実した機能を持つドキュメント作成ソフトの一つです。書類のテンプレート(形式)が最初にいくつか用意されています。ここでは白紙テンプレートを利用して書類を作成してみましょう。
①Wordアプリをタップして起動します。
②開いたウインドの下段の中央にプラスのマークをタップして新規ファイルのスタイルを選択します。
③白紙の文章を選択します。
④同様に下段のプラスのマークをタップして起動します。
2.各ボタンの説明 トップへ
起動した文書の上段と下段にボタンコマンドが並んでいます。各ボタンの機能の概略は以下の通りです。上段左から
終了:文章の編集を終了します。
取り消し:入力した文章などを取り消します。
レイアウト:レイアウトモードに切り替えます。
編集:編集モードになります。文字は少し大きく表示され、自動的に改行されます。
検索:開いている文章の中から指定した言葉を検索します。
共有:Microsoft OneDriveやDropboxなどのクラウドスペースへファイルのアップロードをします。コピーをメールに添付して送信することもできます。「コピーをほぞんする」をオンにすると利用しているiPhoneの中にもコピーを保存できます。
保存:作成したファイルにファイル名をつけて保存します。(保存の説明を参照)
編集モードでは表示文字が拡大(図右)され、レイアウトモードで元(図左)に戻ります。レイアウトモードでは全体がA4表示になるため文字は小さく表示されます。
レイアウトモードでは、下段にメニューが表示されます。最初は文字を太くするボールドや下線を引いたりできます。メニューのホームをクリックするとさらにコマンドが表示されます。
さらにスタイルボタンは、右下図のように文字のフォントサイズ、色、太さなどを変更できます。
ファイルを初めて保存する時にはファイル名を修正できます(3を参照)。
3.文章の保存と共有 トップへ
作成した文章を保存します。ファイル名はわかりやすい整理された名前に変更しておきます。
①保存コマンドをタップします。
②保存をタップします。
③名前の右にファイル名を入力します。
④保存フォルダを開きます。(ここではiPhoneもしくはファイルアプリで保存場所を開きます)
⑤移動をタップして保存します。
※共有でも保存でもどちらでも同じようにファイルを保存できます。自分のiPhoneよりOneDriveやDropbox、Google Driveなどのクラウドにファイルを保存するとiPhoneやPCでデータをシームレスに作業を行うことができます。このためにはiPhoneではファイルアプリを利用してこれらのフォルダを利用するのが良いと思います。データ保存場所は整理しておきましょう。
利用方法としてはファイルアプリで保存場所を開き、ファイルをタップ保持(タップしたまま少し指を離さない)するとファイル編集メニューが開きます。ファイル編集メニューの名称変更をタップし、名前をタップして編集します。
一度OneDriveもしくはiPhone内に保存された場合は次回からは自動保存となり、右下図のように表示されます。
iPhoneに保存されたファイルを確認するにはファイルアプリを起動し、Wordフォルダの中をみると保存したタイトルを見つけることができます。
wordファイルをクラウドに移すには共有コマンドを利用します。これには最初のステップとして共有ドライブを登録する必要があります。OneDriveを利用できれば一番簡単です。ここではDropboxを追加してみます。このため、Dropboxのアカウントを取得し、ログインとパスワードを用意しておきます。
①共有をタップします。
②複製保存をタップします。
③複製保存ストレージアカウントの追加をタップします。
④Dropboxをタップし、Dropboxにログインをします。
ファイルを開いた状態から以下に説明します。
①書類の右上の共有をタップします。
②複製保存をタップします。
③ファイル名を確認します。(必要に応じて編集)
④下の場所をスライドして、Dropboxをタップします。
⑤保存先ホルダをタップします。
⑥右上の保存をタップします。
4. 文章のスタイル(レイアウト)変更 トップへ
レイアウトコマンドまたは、スタイルモードからレイアウトを選択してレイアウトモードにすると余白、印刷サイズ(A4など)や、段組を変更できます。スタイルコマンドを押して最初に表示されるメニューは左上がホームと表示されています。ここでは2で述べたフォントのスタイルを変更できます。ホームをタップするとプルダウンメニューが表示されます。
レイアウトモードを選択すると余白、サイズ、段組などのメニューが表示されます。
その他のメニューとして挿入(テーブル(表)、画像、図形など)、画像(色付きぺんなどによる書き込み)、校正(校正言語の変更、文字カウント、コメント追加、編集履歴の記録など)、表示(印刷レイアウトなど)などがあります。画像メニューの「インクの開始」では多様な色のペンを使った書き込みなどを可能にしています。メモアプリのインターフェイスですね。