2025年5月、京田辺市で開催された国際自転車ロードレース大会「Tour of Japan 2025 第2ステージ JPF 京都」において、本学の救急救命学科の学生および教員が救護活動を担当しました。 

本大会は、国内外からトップレベルの選手が集うUCI公認の国際大会であり、およそ4万6千人の観客が訪れる大規模イベントとなりました。安全な管理体制の充実のため、救護体制に本学が加わり、競技会の安心・安全な運営に貢献しました。 

現場では、日本AED財団が開発したスポーツ救護支援アプリ「RED SEAT」を活用。GPS位置情報の共有やチャット機能により、救護スタッフ間の迅速かつ的確な連携を実現しました。本学では日頃からこのアプリを用いた実践的教育を行っており、学生たちはその学びを実地で活かす形となりました。 

大会当日は天候にも恵まれ、競技は大きな事故や体調不良の発生もなく、すべてのプログラムが円滑に進行し、無事に終了しました。参加した学生たちにとっては、緊張感のある現場で救護体制の重要性を学ぶ貴重な経験となりました。 

同じ京都府に拠点を置く教育機関として、京田辺市での国際大会における救護活動を通じて地域社会に貢献できたことは、本学の教育・実践の理念に深く通じるものです。今後も、救急・災害医療に関する実践教育を通じて、安心・安全な社会づくりに寄与してまいります。