本学の基礎医学講座 解剖学教室の榎原智美教授と、大学院鍼灸学博士前期課程(修士)2年の村本大河さんは、大阪大学歯学部の古田貴寛教授、イスラエル・ワイツマン科学研究所の Ehud Ahissar 教授らとともに、長年にわたる国際共同研究に取り組んできました。本研究では、ネズミがヒゲを用いて周囲を探索する際の触覚情報処理に着目し、自らヒゲを動かしているときにはほとんど反応せず、外界の物体に触れたときのみ反応する感覚神経細胞を、世界で初めて同定しました。
本研究成果は、2025年12月24日付で国際学術誌 Nature Communications に掲載されました。

榎原教授からのコメント「京都府丹波地方の豊かな自然に囲まれた大らかな学風の中で、長年にわたり腰を据えて地道な研究に取り組むことができました。大阪大学およびイスラエルの科学研究所を中心に、本学卒業生を含む多くの先生方や関係者の皆さまのご協力を得て、本研究成果が結実しました。中でも、コロナ禍という困難な状況の中でもラボに通い続け、研究のブレークスルーを成し遂げた村本大河さんの貢献は特筆すべきものです。 自然科学研究は、本学が掲げる「ひとと自然との調和」を具現化する営みの一つであり、医療に通じる自然科学には、学び、応用すべき多くの示唆が秘められています。今後も研究に邁進してまいります。」

成果の詳細につきましては、以下の研究紹介PDFをご覧ください。

■掲載情報(英科学誌Nature Communications 2025年12月24日 オンライン掲載されました。)
https://www.nature.com/articles/s41467-025-67514-w

■研究の概要(日本語)

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・毎日新聞 Web版(2026年1月22日 公開されました。)
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・大阪大学 歯学部・大学院歯学研究科 ウェブサイト紹介記事 (2026年1月23日(金)公開されました。)
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