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この度、韓国で開催された太平洋小児外科学会において小児外科学の分野で傑出した業績を挙げた研究者に贈られるコー・メダル賞に岩井直躬学長の受賞が決まりました。受賞講演および授賞式は来年4月に米国・ハワイで開催される太平洋小児外科学会にて行われます。
今回の受賞理由は、生まれて直ぐの赤ちゃんの内臓奇形で最も多い鎖肛(直腸または肛門が閉鎖した病気)の手術法開発や病態解明に成果を挙げたことによるものです。岩井学長は、前任の京都府立医科大学小児外科学教授として鎖肛の手術法開発や術後排便障害のリハビリ装置開発に取り組み、救命率の向上だけでなく術後の排便障害をきたさない治療成績向上に貢献しました。また病態を解明すべく、鎖肛のモデルマウス作成に成功し、胎児期に鎖肛が形成される課程を分子レベルで明らかにしました。これら一連の研究成果は米国の専門誌や世界の教科書に掲載されました。
なお、先日、京都新聞社の取材を受け、9月1日(火)の京都新聞朝刊に掲載されました。
コー・メダル賞とは
太平洋小児外科学会(アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、中国、韓国、日本、ロシア等約30カ国参加)の創設者であるアメリカ・シアトルのコー教授(Prof. Herbert Coe)の名を冠した賞で、小児外科学の分野で傑出した業績を挙げた研究者に贈られる国際賞です。
太平洋小児外科学会(アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、中国、韓国、日本、ロシア等約30カ国参加)の創設者であるアメリカ・シアトルのコー教授(Prof. Herbert Coe)の名を冠した賞で、小児外科学の分野で傑出した業績を挙げた研究者に贈られる国際賞です。