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去る7月23日(月)インドのオリッサ州においてアスタング・アーユルヴェーダ・クリニックを開業しているAmbika Prasad Nayak博士をお招きして、紀元前に遡る歴史をもつインドの伝統的医学「アーユルヴェーダ」を学ぶ国際学術講演会を開催しました。
アーユルヴェーダ医学の医師として学位を得るには、4年半にわたる科目履修及び1年のインターンシップが課せられ、科目としては、サンヒタ(Samhita)、サンスクリット、アーユルヴェーダの歴史、ヨガ、解剖学、生理学、薬理学、外科学、産科学、婦人科学、小児科学、予防医学(公衆衛生学)等を履修します。
質疑応答の時間には、学部生から「インドの一般の人々が、病気になったときに、受診するのは西洋医学体系の病院か、アーユルヴェーダ系の病院か」と質問があり、Nayak博士は「どちらの病院へも受診する。西洋医学系の病院を数か所受診しNayak博士の下へ来られた方もいれば、MRIやレントゲン写真などの検査が必要な場合は、西洋医学系の病院の受診を勧める場合もある。」との回答でした。
参加者は、教員、学生、学外からの参加者を併せ46名。学問体系を編纂し、現代に用い、時代を超えて発展させることの重要性を学んだ講演内容でした。