シンポ3

平成23年度の看護学部教育講演・シンポジウム「これからの看護-看護に活かす補完代替療法」は、お蔭さまをもちまして無事に終了することができました。参加者は118人で、広島や長野等各地よりお越し頂きました。

基調講演は、統合医療・補完代替療法において、我が国の第一人者である今西二郎本学附属統合医療センター長による「統合医療を支える補完代替療法」のテーマで、概論的なところから、ご自身の研究的取り組みについて、大変わかりやすく示唆に富んだ内容をお話し頂きました。

シンポジウムでは、福島県立医科大学看護学部荒川唱子教授、本学附属統合医療センター岸田聡子講師、本看護学部中島小乃美准教授から、それぞれのご経験を交えて補完代替療法について、看護の中に補完代替療法をどのように取り入れていくのかといった課題や、資格をどうしたら良いか等の疑問点について、討論できました。

また、教育への取り組みへの貴重な課題を頂くこともできました。当日参加者のアンケート結果からは、「補完代替療法の枠組みがわかった」、「文化に根付いた代替療法が興味深かった」、「大震災後の支援を通して人と人との繋がりが人を癒すという話に感動した」、「研究や実習でアロマを使った効果や結果が出るように自分自身で学びたい」等のご意見を頂いております。

本邦における現行の医療システム中では、看護師が補完代替療法を行われていない状況にあります。課題に向き合いながら、少しでも現場での実践につなげられるような努力をしていくことが、本看護学部の使命でもあると考えております。  今後共、どうぞよろしくお願い申し上げます。

開会 岩井副学長挨拶副学長挨拶

基調講演 附属統合医療センター長 今西教授基調講演

シンポジウム 本学看護学部 中島准教授中島先生福島県立医科大学 荒川教授荒川先生附属統合医療センター 岸田講師岸田先生