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9月25日、本学博士研究員(加齢鍼灸学ユニット)である福田晋平先生が第36回代田賞奨励賞を受賞しました。代田賞は、澤田流鍼灸術の祖述者である著明な鍼灸師、故 代田文誌先生を顕彰し、1977年に創設された賞です。受賞論文名は「パーキンソン病に対する鍼治療の臨床効果に関する研究−ランダム化比較試験(RCT)による検討−」(明治国際医療大学誌 2012;6;21-45)です。顕彰会からの賞状が本学の雨貝研究部長より授与されました(写真)。
研究内容は26名のパーキンソン病患者を標準鍼治療と低頻度鍼治療群に分け、鍼治療の臨床効果を比較検討するとともに、筋電図を用いて中枢神経系変化を、血液検査で神経栄養因子や炎症関連物質の変動を検討しました。その結果、標準的な鍼治療において中枢神経系の変化を伴った臨床症状の改善を認め、パーキンソン病に対する鍼治療の効果には中枢神経系の変化が関与している可能性が示されました。
パーキンソン病は震えや歩行困難を主症状とする50歳代から急増する神経疾患で、L-Dopa剤を中心とした薬物投与が行われますが決定的な治療方法は無く、継続できる安全な治療方法の開発が望まれています。福田先生は「パーキンソン病鍼灸治療専門外来(明治国際医療大学京都駅前鍼灸センター)」で治療を担当しており、更なる研究の発展と臨床応用が期待されます。
研究内容は26名のパーキンソン病患者を標準鍼治療と低頻度鍼治療群に分け、鍼治療の臨床効果を比較検討するとともに、筋電図を用いて中枢神経系変化を、血液検査で神経栄養因子や炎症関連物質の変動を検討しました。その結果、標準的な鍼治療において中枢神経系の変化を伴った臨床症状の改善を認め、パーキンソン病に対する鍼治療の効果には中枢神経系の変化が関与している可能性が示されました。
パーキンソン病は震えや歩行困難を主症状とする50歳代から急増する神経疾患で、L-Dopa剤を中心とした薬物投与が行われますが決定的な治療方法は無く、継続できる安全な治療方法の開発が望まれています。福田先生は「パーキンソン病鍼灸治療専門外来(明治国際医療大学京都駅前鍼灸センター)」で治療を担当しており、更なる研究の発展と臨床応用が期待されます。

