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英語で授業を進める石崎教授
岩井直躬学長の教学目標に「世界共通語である英語を駆使して、世界の研究者とタフに交渉できる能力を備える」グローバル人材育成が掲げられています。
そのため本学では、教員や学生たちに国際交流の場が積極的に提供されており、本年2月には、韓国ソウルの漢陽大学から来学した医学部生と本学の鍼灸学部生が、英語で日韓の医療事情について議論する場を提供し、その成果は、京都新聞の記事として掲載されました。(過去の記事はこちらからご覧いただけます)
今回はさらに、本学で初めて全て英語による授業を鍼灸学部3年生に提供し、折りしも来学中の国立釜山(プサン)大学校の学生に英語による討論に参加いただきました。
授業科目名は、「問診と医療面接」という鍼灸学部の専門科目で、学生同士でロールプレイ(役割演技)を行いつつ、患者さんの心身の状態を考えながら、「病歴の聴取」、「良好なコミュニケーション」、「適切なカルテ記載」等が求められ、今回はこれを英語で行うこととなります。
鍼灸学部の石崎直人教授によって授業は進められ、医療面接に必要な要点や聴取項目の確認等、学生たちとの英語での質疑がテンポよく行われました。
その後、教員1名が患者役となり、西洋医学的な病態と東洋医学的な病態が示され、診察者役となった学生1名との英語でのロールプレイが行われました。
その様子をまわりの学生たちがチェックし、よかった点、悪かった点などを英語で発表します。最後に全員が一列に並び、相互に英語で問診と医療面接を行いました。
<参加した学生のコメント>
全て英語ということで、内容が理解できるか不安だったが、ある程度は理解できた。
英語ができる人には楽しい授業であったと思うが、苦手な人は積極的に参加することができなかったのでは?
回数を重ねることができれば、とても良い授業になると思う。
全て英語ということで、内容が理解できるか不安だったが、ある程度は理解できた。
英語ができる人には楽しい授業であったと思うが、苦手な人は積極的に参加することができなかったのでは?
回数を重ねることができれば、とても良い授業になると思う。
<英語授業を主催した岩井学長のコメント(和訳)>
本日の診察者役と患者役は大変良くやってくれました。特に面接の技術は優秀だと思います。最近はパソコン画面に向かって診察する医師も多いですが、患者さんの目を見て話すのは非常に大切なことです。今回はそれがきちんと出来ていました。
今日の講義は皆さんにとって貴重な経験になると思います。今後もこのような機会を提供して、皆さんがどこに行っても国際人として活躍できるようにサポートしたいと考えています。
本日の診察者役と患者役は大変良くやってくれました。特に面接の技術は優秀だと思います。最近はパソコン画面に向かって診察する医師も多いですが、患者さんの目を見て話すのは非常に大切なことです。今回はそれがきちんと出来ていました。
今日の講義は皆さんにとって貴重な経験になると思います。今後もこのような機会を提供して、皆さんがどこに行っても国際人として活躍できるようにサポートしたいと考えています。