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昨今、大学教育の質的転換が叫ばれ、文部科学省からは、従来のような知識の伝達・注入を中心とした授業から、教員と学生が意思疎通を図りつつ、一緒になって切磋琢磨することで、学生が主体的に問題を発見し、解決していく教育への転換が求められています。
本学では、学生の主体的・能動的学びを引き出すことを目的とし、「アクティブ・ラーニング(能動的学修)」という手法を取り入れていますので、その一端を紹介します。
看護学部の初年次教育として、「導入ゼミ」および「教育の基礎」の授業を行っています。
講義形式の教育とは一線を画したPBLワーク※で、6つのボディメカニクス※に関するテーマから1つをグループごとに選び、KJ法※でグループの意見をまとめ、プレゼンテーションしました。
1位を獲得したグループに対する学生同士の評価では、「絵と実際の動きを利用した分かりやすい説明がよかった。」 「内容がうまく整理されていた。」 「実演がよかった。」等という意見がありました。
ボディメカニクスに関する6つのテーマ | |
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シーツを使って患者を水平移動する | ベッド内で患者を手前に引く |
てこの原理で体位変換する | ベッド内で患者を水平移動する |
椅子から立ち上がるときの重心 | 患者に立位をとらせる |
用語説明
PBL: Project-Based Learningの頭文字で「課題解決型学習」と訳され、身近に感じる具体的な事象から問題を発見し、解決のために学生自らが問題を解決する手法。
ボディーメカニクス:物理や力学の原理を介護者や介護される側の姿勢や動作に応用する技術。
KJ法:ブレーンストーミング(グループ討論により新たなアイデアを生み出す手法)によって得られた発想から、問題解決に結びつけていくための方法。
PBL: Project-Based Learningの頭文字で「課題解決型学習」と訳され、身近に感じる具体的な事象から問題を発見し、解決のために学生自らが問題を解決する手法。
ボディーメカニクス:物理や力学の原理を介護者や介護される側の姿勢や動作に応用する技術。
KJ法:ブレーンストーミング(グループ討論により新たなアイデアを生み出す手法)によって得られた発想から、問題解決に結びつけていくための方法。