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戸田幸子先生(中央)と研究指導担当の井上基浩准教授(左)、中島美和助教(右)
代田賞は、澤田流鍼灸術の祖述者である著明な鍼灸師、故 代田文誌先生を顕彰し、1977年に創設された賞です。
戸田先生の受賞論文は、本学臨床鍼灸学講座の井上基浩准教授、中島美和助教、整形外科学教室の糸井恵教授の指導のもと、戸田先生が本学大学院修士課程で実施された臨床研究に基づくものです。題名は、「腰痛に対する腰部への鍼の刺入深度の違いによる治療効果の相違~ランダム化比較試験~」で、腰痛に対する鍼治療において、的確な刺鍼位置・深度が重要であることを証明した貴重な論文です。なお、本論文は高木賞奨励賞も受賞されています。
指導にあたられた井上基浩准教授のコメント
戸田先生、この度の受賞、誠におめでとうございます。先生の日々の努力が報われ、心より嬉しく思います。
臨床論文を完成させるには、先ずは、その分野の臨床経験を積み重ねる必要があります。そして、関連する多くの論文を読み、研究計画を立て、研究を遂行し、その結果を真摯に受けとめ、あらゆる角度から内容を熟考することが重要です。修士論文を完成させるにあたり、得た貴重な経験を、今後の教育・研究・臨床に活かして頂きたいと思います。
鍼による治療方法は多岐に渡りますが、現代医学的に病態を捉え、その症状を緩解させる刺鍼位置を医科学的に考察して治療を行う方法を、現代医科学的病態把握に基づく鍼治療と言います。この場合、鍼先の解剖学的到達位置は、症状の緩解にとって重要な要素の1つとなります。本論文は、その事実を明確にするための重要な1論文であり、今後の鍼灸医学の発展に寄与するものと考えます。
戸田先生、この度の受賞、誠におめでとうございます。先生の日々の努力が報われ、心より嬉しく思います。
臨床論文を完成させるには、先ずは、その分野の臨床経験を積み重ねる必要があります。そして、関連する多くの論文を読み、研究計画を立て、研究を遂行し、その結果を真摯に受けとめ、あらゆる角度から内容を熟考することが重要です。修士論文を完成させるにあたり、得た貴重な経験を、今後の教育・研究・臨床に活かして頂きたいと思います。
鍼による治療方法は多岐に渡りますが、現代医学的に病態を捉え、その症状を緩解させる刺鍼位置を医科学的に考察して治療を行う方法を、現代医科学的病態把握に基づく鍼治療と言います。この場合、鍼先の解剖学的到達位置は、症状の緩解にとって重要な要素の1つとなります。本論文は、その事実を明確にするための重要な1論文であり、今後の鍼灸医学の発展に寄与するものと考えます。
明治国際医療大学大学院鍼灸学研究科とは?
本研究科には、高度な 専門知識・臨床能力を持った専門鍼灸師を養成する臨床鍼灸学専攻(臨床コース)と、研究者養成を目的とする鍼灸学専攻(研究コース)があり、研究コースには、博士後期課程および通信教育課程(修士課程)を有します。
また、本研究科を修了すると、はり師、きゅう師の学校(専門学校)における専門基礎分野および専門分野に関する教員資格が与えられます。
本研究科には、高度な 専門知識・臨床能力を持った専門鍼灸師を養成する臨床鍼灸学専攻(臨床コース)と、研究者養成を目的とする鍼灸学専攻(研究コース)があり、研究コースには、博士後期課程および通信教育課程(修士課程)を有します。
また、本研究科を修了すると、はり師、きゅう師の学校(専門学校)における専門基礎分野および専門分野に関する教員資格が与えられます。