西舞鶴高校スポーツ医療講座7月18日(金)西舞鶴高校(京都府舞鶴市)において、高大連携の一環として「スポーツ医療講座」を開催し、運動部員約300名に参加いただきました。

夏場の部活動で最も気を付けなければいけないことは「熱中症の予防」です。熱中症は、真夏に限らず起こり、気温以外に湿度も大きく関係します。また、屋外競技のみならず屋内競技でも頻繁に起こり、その発生数をスポーツごとに紹介するとともに熱中症の予防策、なってしまった際の現場での処置等を日本医師会の認定スポーツ医でもある岩井直躬学長が教授しました。

7月26日の京都新聞に当日の講座が掲載されましたので主な掲載内容を紹介します。

夏の部活中の事故やけがをなくそうと、明治国際医療大学がこのほど、西舞鶴高校で運動部員たちを対象に「スポーツ医療講座」を開き、大学教員が熱中症対策や部活動の体のケアなどを指導した。最初に岩井直躬学長が、屋内でも熱中症になりやすいことを説明した。府内の高校を対象にした同大学の調査で、柔道、剣道、卓球、バスケットボールなどの部員の4人に1人が熱中症の経験があることを挙げ、「暑さに徐々にならし、水分塩分の補給、休憩時に服をゆるめるなどして熱を逃がしてほしい」とアドバイスした。続いて、片山憲史鍼灸学部長や神内伸晃保健医療学部講師らが、試合前の緊張を和らげるツボや、足の疲労ケアなどを指導。「高校生になったらセルフケアしてほしい」と予防意識の大切さを訴えた。

 

「スポーツ鍼灸」を専門とする片山憲史鍼灸学部長からは、東洋医学の知識・技術を日々の部活動に活かす方法として、「リラクゼーションのツボ」や「遠征時の乗り物酔いに効くツボ」「動体視力に効くツボ」「食欲不振に効くツボ」を紹介しました。
西舞鶴高校スポーツ医療講座西舞鶴高校スポーツ医療講座西舞鶴高校スポーツ医療講座

運動部員に対しては、保健医療学部の神内伸晃講師らが「下肢の疲労ケア方法を学ぼう」をテーマに、「足裏のケア」「足指のケア」「ふくらはぎのケア」「太もも裏のケア」「臀部のケア」をデモを交えて行いました。
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マネージャー約30名に対し、鍼灸学部の木村啓作助教と保健医療学部の上見美智子助手が講師を務め、テーピング講習会として「足関節のルイジアナラップ」「親指の捻挫(突き指)のテーピング」を覚えていただきました。
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スポーツ医療の普及に力を入れる明治国際医療大学では、部活動に役立つ知識や技術を学ぶ「スポーツ医療講座」を高校からの要望に応じ様々な形式で、年間を通して開催していますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

delivery-1デリバリー講習会のお申し込み・お問い合わせ先
明治国際医療大学 教学課入試キャリア支援担当(デリバリー講習会係) 0771-72-1188
「部活動等を対象としたスポーツ医療講座」、「できるマネージャーへのスキルアップ講座」、「受験に勝つツボ療法のススメ」、「看護に関する出張講義」、「その他のテーマの出張講義」etc 【案内・申込用紙】

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