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平成23年8月3日(水)・4日(木)に開催された看護学部主催の「リカレント学習講座-看護研究の基礎」が終了しました。開学部の平成18年度から京都府中北部の看護職を対象にした地域貢献事業のひとつであり、6年目を迎えました。定員15名のところ今年度は16施設から19名が受講され、今までで最も多い人数となりました。
臨床看護の場における看護研究のすすめ方について、講義・演習により基本的な理解をし、実践につなげることをねらいとしています。
1日目は、研究の基礎的な内容を中心とした「看護研究への取り組み」「文献検索の方法」「統計の基本と使い方」の3科目、2日目は、看護研究の実際的内容を中心とした「研究計画書の作成」「研究論文の書き方」「学会発表の抄録書き方とプレゼンの仕方」の3科目です。「統計の基本と使い方」は、医療情報学の講師が担当し、それ以外は看護学部の教授から助手までの全教員参加の事業であり、手厚い個人指導となっています。
受講された方々は、「当初は、研究の学習ということで不安があり気が重かったが、分かりやすい講義を受け、演習で実際にやってみて、よく理解が出来た」「ここで学んだことを臨床での研究に役立てたい」「大学の恵まれた環境で学べたことがよい経験となった」等と感想が述べられました。
9:30~18:00までのハードスケジュールでしたが、受講者の皆さんは疲れも見せず、活き活きとした表情で、充実の2日間になったようです。看護の質の向上を目指して、臨床での疑問や解決したい問題についての研究的取り組みを期待し、本学教員もともに努力していきたいと思います。今後共、どうぞよろしくお願い申し上げます。