本学鍼灸学部の吉田行宏助教は研究の一環として、SECカーボン株式会社軟式野球部の選手に対し、鍼灸を中心としたコンディショニングやケガの治療と、アスレチックリハビリ―テーションやトレーニング指導等を行っています。また、試合現場においても、コンディショニングや応急処置等も行い、選手を包括的にサポートして研究を行っています。この研究には鍼灸学部4年のゼミ生(下屋梶之助、紅林智也、矢野隆玄)も積極的に参加して経験を積んでいます。


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この度、SECカーボン株式会社軟式野球部のみなさんが、6月22日(土)に天皇賜杯第69回全日本軟式野球大会 ENEOSトーナメント京都府予選会の決勝戦にて、佐川印刷を1対0で制し見事優勝され、9月に愛媛県で行われる本大会への出場が決まりました!

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吉田助教のコメント
企業に所属しながらスポーツ活動を行っている社会人選手は、学校の部活動やプロ選手とは異なり、仕事とスポーツを両立しなければならいという立場にいます。そのため、時間的な制約や業務等によって厳しい環境の中でスポーツをしています。そんな選手が抱える問題は身体的な部分だけではありません。仕事や会社からのプレッシャー、家庭等様々な要素も含まれてきます。
鍼灸は身体に触れてその反応を診て治療を行うことから、コミュニケーションツールにもなり、心身ともに選手と向き合うことができます。これらの研究を通して、スポーツ領域での鍼灸師の優位性を実証することができれば、鍼灸師の可能性や職域をさらに広げると考えられます。