挨拶このたび、明治国際医療大学では、大学院鍼灸学研究科鍼灸学専攻に日本初、世界初となる「通信教育課程」を開設し、去る4月10日(日)に記念すべき第1回入学式を挙行するに至りました。

今や鍼灸は世界の約120ヶ国で行われており、グローバル化が進んでいます。その中で我国の鍼灸医学研究を一層充実・発展させ、世界に向けて発信し、しいては世界をリードしていくには鍼灸研究の人的基盤を強化・拡大することが求められています。本学は、我国において唯一博士課程を有する大学としてのミッションから通信制の大学院の開設に踏み切りました。その理由は、有為な人材に大学院教育を保障するためです。鍼灸学に関する大学院が極めて少ない現状において、本通信教育課程の開設により、地理的・時間的制約から進学を断念せざるを得なかった研究心旺盛な鍼灸師の先生方にようやく大学院教育の機会を提供できるようになりました。
 このように本課程が通信制という性質を持つことから、全国各地からの志願があり、第1期生は、定員16名に対し26名の入学となりました。


矢野研究科長入学生


式典では、中川学長から、式辞の中で本学院の沿革紹介や本課程に期待することを述べられ、矢野研究科長から、失敗やおもいがけない結果から大発見につながる“セレンディピティ”にまつわる先人の言葉を新入生に贈られました。

式典終了後は、前日に引き続きオリエンテーションが行われ、eラーニング学習の進め方や研究計画の設計、安全ガイドライン、研究倫理等の講習が行われました。
集合写真