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去る5月28日(火)、米国カリフォルニア州で鍼、あん摩マッサージ等の治療院を開院するJohn F Walz氏が本学鍼灸センターを見学され、鍼灸学部の石崎教授、谷口(授)助教らが対応されました。本見学に在学生として参加した鍼灸学部3年生の中川貴久美さんから、次のコメントをいただきました。
「アメリカでは全ての国民が保険を持っている訳ではなく、医療費も日本に比べて高いので、病気にかからないようにという予防や健康増進に対しての意識が高い。その為か鍼灸治療の需要が多く幅広い年代の患者さんが来るそうです。Johnさんの治療院に来る方達はほとんどが鍼初心者であり、痛みを伴わない優しい手技でないと受け入れられないとのこと。そこで15年の臨床経験でたどり着いたのが日本式の鍼管を使う手技だそうで、今回の見学を通しては繊細な温熱刺激を与える知熱灸にも強い関心を示されていました。
そして、先生方が疾患に対して専門性を持ち論文を発表している事、治療をしている姿にも感激されていました。
今回の見学を通して日本の鍼技術は世界に通用する技術であるという確信へと近づきました。このような技術を伝えるべく教鞭を執り、その傍らで日々研究に奔走されている先生方にこの場をお借りして感謝を申し上げたいとおもいます。」(見学はすべて英語対応)

鍼灸センターで日本式の鍼灸治療を見学

石崎教授が治療内容を説明

英語でコミュニケーションする鍼灸学部の中川さん

学生たちと一緒に昼食を楽しんでいただきました