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8月8日(木)に京都府立乙訓高校(長岡京市友岡)のスポーツ健康科学科及び普通科スポーツコースの24名の高校生を招き、高大連携事業として『スポーツ医療講座』を開講しました。
わが国にはスポーツトレーナーという国家資格はなく、各種民間団体が認定する民間資格があるにとどまります。医療行為ができない本資格のみで活動できる場は非常に限られており、スポーツトレーナーを職種とされる方の大半が、「柔道整復師」や「鍼灸師」等の医療行為が認められた国家資格を併せもって活動しています。
乙訓高校は体育教員やスポーツトレーナー、スポーツ指導者を目指すスポーツ健康科学科を持つことから、このたび本学の教員が、柔道整復師又は鍼灸師の国家資格を持つスポーツトレーナーとして、日々のクラブ活動に活かす知識と技術を教授し、柔道整復師及び鍼灸師の職業や学問内容を理解いただきました。
はり師・きゅう師(国家資格)
アスレチックトレーナー、健康運動実践指導者、スポーツプログラマー
保健医療学部柔道整復学科
柔道整復師(国家資格)
アスレチックトレーナー、健康運動実践指導者、スポーツプログラマー、ジュニアスポーツ指導員
「スポーツ医療講座」第1部では、鍼灸学部教員でスポーツ傷害への鍼灸治療を専門とする吉田行宏助教による鍼灸施術のデモンストレーションとツボを使ったコンディショニングケア方法。第2部は、保健医療学部教員で柔道整復師、鍼灸師、アスレチックトレーナーの資格を併せ持ち、トレーナー実践経験も豊富な神内伸晃講師による「足の疲労回復ケア」の方を学んでいただきました。
8月9日の京都新聞に当日の講座が掲載されましたので主な掲載内容を紹介します。
鍼灸学部助教が、舌の色や形で体の変調を見極める方法や、夏ばてや乗り物酔いに効果のあるツボについて解説した。保健医療学部講師は足の裏を押したりふくらはぎを揺らしたりして足の疲労回復を図るケアを指導し、高校生も2人一組になって実践した。
陸上部1年の川勝隆登君(16)は「筋肉痛のケアについての知識が曖昧だったので、正確な方法を聞けて良かった。部活動にも取り入れたい。」と話していた。
学食体験のフリータイムでは、実際に鍼や灸に触れていただくコーナーに皆さん集まられ、人口皮膚に鍼を打つ体験をしていただき、興味を持っていただけたようでした。最後は、お帰りのバスの中で本日の記念に1枚。
スポーツ医療の普及に力を入れる明治国際医療大学では、部活動に役立つ知識や技術を学ぶ「スポーツ医療講座」を高校からの要望に応じ様々な形式で、年間を通して開催していますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
デリバリー講習会のお申し込み・お問い合わせ先
明治国際医療大学 教学課入試キャリア支援担当(デリバリー講習会係) 0771-72-1188
「部活動等を対象としたスポーツ医療講座」、「できるマネージャーへのスキルアップ講座」、「受験に勝つツボ療法のススメ」、「看護に関する出張講義」、「その他のテーマの出張講義」etc 【案内・申込用紙】