第11回日本生殖看護学会学術集会は、「生殖看護における不妊専門相談センターの活用と連携」をメインテーマとして、9月1日(日)に本学洛西キャンパスで開催されました。悪天候によるキャンセルがあったにもかかわらず、予想を上回る218人の参加がありました。

会長講演、基調講演に引き続き、教育講演として、本学鍼灸学部の田口玲奈先生に「不妊治療領域における鍼灸治療の実際」と題してご講演頂き、連動して企画した附属統合医療センターの施設見学会および実践見学会など、本学の特徴を生かした学術集会となりました。

今回の開催に当たっては、先生方、事務局、ボランティア学生、京都エミナーススタッフの皆様をはじめ、内外の多くの皆様のご支援・ご協力を頂きました。特に鍼灸学部の江川先生、越智先生、鶴先生、田口先生、山崎先生、ご協力本当にありがとうございました。学術集会事務局を代表いたしまして、厚く御礼申し上げます。

学術集会長 矢野惠子(母性・小児看護学講座)

田口先生講演「不妊治療領域における鍼灸治療の実際」

田口先生講演「不妊治療領域における鍼灸治療の実際」

ポスター発表

ポスター発表

生殖看護学会

kango2本看護学部は、次年度から助産師国家資格取得コースが始まります。そんな時期に矢野恵子母性看護学教授を会長とした第11回日本生殖看護学会学術集会が京都エミナースで開催され、本学の特徴も含めたプログラムのもと、盛会裏に終了できましたことは、大変喜ばしいことでした。また、少産少子の時代において、生殖看護の重要性や不妊専門相談センター等についても本学会をとおして認識を新たにする機会にもなりました。学会開催準備運営は、母性・小児看護学講座を中心に進めてまいりましたが、運営委員、運営実行委員はじめ、多くの方々のご協力・ご支援に心から感謝申しあげます。

運営委員長 小山敦代(基礎看護学講座)

 
 

統合医療センター見学を担当した鍼灸学部の江川雅人教授のコメント
統合医療センター内に鍼灸治療に関するパネルや施術器具を展示して説明するとともに医師の診察室や検査処置室、温泉療法室、鍼灸治療室を見て頂きました。実践見学会では実際に鍼灸治療を体験して頂き、鍼灸治療を応用した統合医療や本学の教育にも理解を深めて頂きました。限られた時間内ではありましたが、開始とともに予想を上回る100名近い参加がありました。
参加者の多くは看護師で、どの方も真剣な眼差しで、我々鍼灸師に様々な質問を投げかけられました。その質問には、症状に苦しむ患者さんに対して応えようとする医療人としての気持ちが感じられ、治療のためばかりでなく、いたわりと癒しを目的として、直接患者さんに触れて寄り添う看護師と鍼灸師の共通な気持ちの表れであるとも感じられました。統合医療センター