GUNTM2013今週末の11月16日(土)、17日(日)の両日、アジア・オセアニア圏の鍼灸学の学問系統を持つ7大学による学術ネットワークGUNTM(ガンタム)の国際シンポジウムが明治国際医療大学の大会運営により、京都市内で開催されます。

GUNTMとは、Global University Network of Traditional Medicineの 略で、日本、中国、韓国、オーストラリア等の伝統医科大学7校から構成され、教育、研究、臨床の分野において、伝統医療を推進するための学術ネットワークです。

本シンポジウムでは、「東アジアにおける伝統医学による予防・治療の有効性」をテーマに、各国における伝統医療の教育と資格制度、実践される鍼灸テクニック、および予防・治療の有効性を探ります。

 日 時: 11月16日(土)~17日(日)
 場 所: ホテル京都エミナース(京都市西京区大原野東境谷町2-4)

また、本シンポジウム開催にあたり、石崎直人鍼灸学部長が京都新聞社の取材を受け、11月14日の紙面で紹介されました。(以下、主な掲載内容)

鍼灸テーマで学術交流
京都市西京区で日本初の国際シンポ。 アジアなど5大学参加

鍼灸を主なテーマにアジア、オセアニアの5大学が参加する国際シンポジウムが16、17日、京都市西京区のホテル京都エミナースで開かれる。日本での開催は初めてで、研究者や学生ら約200人が学術交流を深める。
伝統医療の研究で有名な慶熙大(韓国)、中国医薬大(台湾)、王立メルボルン工科大(オーストラリア)、香港バプテスト大などが加盟する「伝統医療の大学間ネットワーク(GUNTM)」が主催。「東アジアにおける伝統医学による予防・治療の有効性」と題し、明治国際医療大(南丹市)が事務局を務める。

アジアの伝統医療は鍼灸施術を中心に世界100カ国以上に広がり、各国で独自に発展を遂げている。2009年5月からGUNTMが研究報告や情報交換を通して、新たな治療や国際標準化の可能性を探っている。
シンポでは12人の研究者が最先端の研究、臨床、教育について報告。各国の鍼治療を映像を交えて紹介する。大会長を務める石崎直人・明治国際医療大鍼灸学部長は「歴史ある京都の地で、伝統医療に携わる人々が交流する意義は大きい。世界に向けて発信する足がかりとしたい」と話す。