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12月10日(火)に私立敦賀気比高等学校(福井県敦賀市)において、剣道部と女子バスケットボール部の28名に対して福井県で初となる「スポーツ医療講座」を開催しました。
まず初めに、鍼灸学部の吉田行宏助教がスポーツ障害の中でも頻度の高いシンスプリント、アキレス腱炎に対するテーピングを実演し、実際に生徒がペアとなりお互いにテーピングを巻き合いました。
保健医療学部の神内伸晃講師により、スポーツ選手にとって大切な要素である体幹と動きの関係について説明し、コアトレーニングの方法を学んでもらいました。
最後に鍼灸学部の伊藤和憲准教授から、ストレッチの種類や適応について、試合前に行うべきストレッチとやってはいけないストレッチを説明しました。また、部活だけではなく学業に有効なトリガーポイントストレッチでは、実際に生徒の皆さんにもストレッチを行ってもらい、その効果を実感いただき、さらに日頃の部活や試合に活用できる東洋医学のツボを応用したコンディショニング方法も合わせて指導し、実践してもらいました。
なお、この講座の様子は12月11日付けの福井新聞で紹介され、各プログラムの内容や参加生徒のコメント等が掲載されました。
・講座内容は、テーピングの巻き方と体幹トレーニング、正しいストレッチの3点で、実習を中心に行われた。テーピングは、すねの内側が痛くなった場合などを想定し生徒2人1組で巻きあった。講師は巻き終えた生徒に2、3歩前に歩かせ「巻く前よりも、ちょっと締め付けられている感覚があるかどうかが大事」とアドバイスした。
体幹トレーニングでは、講師が「プレー中に腰から首にかけての身体の中心部がずれないようにするために重要」と意義を話した。日本代表のプロサッカー選手も取り入れている四つんばいになって手足を上げ腹筋を鍛える方法を実践した。講師は「いつもやっている腹筋は縦ラインの筋肉を鍛えるが、この方法で横の筋肉も同時に鍛える必要がある。」と述べた。
・剣道部の宮部稜也君(1年)は「テーピングを自分で巻いたことがるが、どう巻いたら本当に身体のケアになるかがよく分かった」と話した。
講師の伊藤和憲准教授は、「短期的には熱心に打ち込んでいる部活動に生かしてもらい、将来的には自分の身体の機能は自分で調整でき、生涯に渡って健康の維持につなげてもらえれば」と話していた。
スポーツ医療の普及に力を入れる明治国際医療大学では、部活動に役立つ知識や技術を学ぶ「スポーツ医療講座」を高校からの要望に応じ様々な形式で、年間を通して開催していますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
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