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1月8日(水)に福井県立若狭高校(福井県小浜市)において、3年生理数科クラスの生徒34名と、運動部マネージャー38名を対象に2部構成で出張講義を行いました。
理数科クラスの3年生は大学入試センター試験を間近に控えており、緊張やプレッシャーと戦っている最中です。そんな生徒に対してストレスや心の病を専門とする鍼灸学部の福田文彦准教授が、「受験に勝つツボ療法のすすめ」と題して講義を行いました。東洋医学の理論を受験生の健康管理に応用し、集中力をアップさせるツボや精神を落ち着かせるツボ、眼の疲労を和らげるツボをレクチャーし、実際に自分の身体でツボの位置を確認しながら刺激をしてもらいました。
また、試験勉強や試験前の身体的・精神的ストレスは、身体を支える筋肉を固くしてしまいます。これが原因で集中力が落ちたり勉強の効率が下がってしまいます。そんな筋肉を上手にストレッチしてあげることで、リラックスができたり、集中力が高まったりします。そのような受験前に最適なストレッチをスポーツを専門とする鍼灸学部の吉田行宏助教が講義を行い、実際に生徒にもストレッチを行ってもらいました。
ツボ刺激とストレッチをうまく組み合わせることで相乗効果が期待でき、集中して試験に臨むことができるようになります。試験で良い結果が出るよう願っております。
好成績を残している若狭高校の運動部を陰で支えているのは、今回講義に参加したマネージャーと言っても過言ではないかもしれません。これまで以上にマネージャースキルをアップしてもらおうと考え、第2部は「できるマネージャーへのスキルアップ講座」と題して行いました。スポーツ選手のケガで最も多いのが足関節の捻挫です。この捻挫に対するテーピングの巻き方を柔道整復師である保健医療学部の上見美智子助手と片岡裕恵助教が伝授し、マネージャー同士で巻き合ってもらいました。次に、下肢を中心としたパートナーストレッチを保健医療学部の大木琢也助教がレクチャーしました。パートナーストレッチは一人では伸ばしにくい筋肉を伸ばせることに利点があります。これらの筋肉をしっかりと意識しながら、伸ばされている相手の感覚を聞きながらストレッチをすることの大事さを伝えました。最後に、鍼灸学部の吉田行宏助教により、東洋医学のツボをコンディショニングへ応用し、風邪予防や便秘の解消に効果のあるツボの指導を行いました。
この講義の模様は1月9日付けの福井新聞で紹介され、各プログラムの内容や参加生徒のコメント等が掲載されました。
スポーツ医療の普及に力を入れる明治国際医療大学では、部活動に役立つ知識や技術を学ぶ「デリバリー講義」、「スポーツ医療講座」を高校からの要望に応じ様々な形式で、年間を通して開催していますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
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